日足チャートから見た相場環境

2025年4月下旬時点、ドル円は典型的な下落トレンドを形成していました。
日足チャートに5日移動平均線と20日移動平均線を重ねると、デッドクロス発生から2週間以上経過。
20日移動平均線も明確に右肩下がりとなっており、戻り売りを狙う地合いが整っていました。
直近4日間ではプルバック(戻り)が発生しており、私は戻り売りのタイミングを探る状況にありました。
エントリー判断と実行までの流れ

このような環境認識を踏まえ、短期足(4時間・6時間・8時間足)も確認していたところ、
8時間足チャートでピンバー形成の兆候に気付きました。
2025年4月28日22時直前──
チャートを確認すると、ピンバーがほぼ確定しそうな状態。
確定を待ってからエントリーするため、22時ちょうどの確定を待機しました。
22時00分になり、8時間足が確定。
ピンバーは明確に完成しており、すぐにショートエントリーを実行しました。
エントリー詳細は以下のとおりです。

内容 | 数値 |
---|---|
エントリー | 143.343(ショート) |
手仕舞い | 142.083 |
獲得PIPS | +126.0 PIPS |
発注時刻 | 2025年4月28日 22:00:05 |
決済時刻 | 2025年4月29日 06:06:33 |
エントリー根拠の詳細解説
今回のショートエントリーには、以下の根拠が揃っていました。
- 日足レベルでの戻り売り地合い
- 8時間足ピンバー確定
- ピンバーの特徴
・始値143.313に対し高値143.889、50PIPS以上の上ヒゲ
・売り圧力の強さを示唆 - ピンバー直前のローソク足分析
・ナロウレンジ(小幅な値動き)が連続し、上昇エネルギーの枯渇を示唆 - 直近の値動き
・140.20付近から143.60付近まで急上昇しており、エネルギーを使い果たしたと判断
これらの条件が揃ったため、ピンバー完成を確認してから即ショートを決断しました。
手仕舞い戦略とその理由
今回のトレードでは、8時間足1本分だけの値幅を狙うと事前に決めていました。
その理由は、
- 8時間足チャートにおいて、9MAと36MAのゴールデンクロスが直前に発生していたため
- ゴールデンクロスは一般的に上昇転換を示唆するため、長期保有には適さないと判断
- しかし、ピンバーという逆張りシグナルが出た直後なら短期的な戻しは狙えると考えたため
つまり、「大きくは狙わず、1本分だけ抜く」という戦略でした。
結果と振り返り
朝6時に目覚めたタイミングで、きちんとポジションを手仕舞い。
ルールどおり、1本分の値幅で手堅く利確できました。
良かった点
- トレード前に立てたルール(1本分で終了)を忠実に守れた
- “もっと取れるかも”という欲を抑えられた
- エントリーポイントも、事前準備とタイミング計測が完璧だった
改善点
- エントリータイミングについては現時点でもベストだと判断
- ロットサイズはリスク管理ルール(0.01ロット固定)どおり、問題なし
今回のトレードを通して得た学び
今回のトレードでは、ルールを守ることの大切さを改めて実感しました。
どれだけエントリーがうまくいっても、
- 欲張らない
- 決めた出口を守る
これができなければ、トータルで勝ち続けることはできないと再確認しました。
今後もこの姿勢を忘れず、1回1回のトレードに誠実に向き合っていきます。
✍️ 【まとめ】
- 相場環境認識とトリガー確認が完璧だった
- ピンバーと移動平均線の関係を読み解いた上で短期決戦に持ち込めた
- 事前に決めたルール通りの出口戦略で手堅く利確できた