FXで勝つために本当に大切なこと──
それは「トータルで勝つ」という考え方を、ちゃんと理解して実践できるようになることです。
たとえば、私の直近20回のトレードを見てみてください。
勝ちもあれば負けもあります。でも、最終的にはプラスで終えているのです。
トレード回数 | 勝ち・負け | 獲得PIPS |
---|---|---|
20回 | 8勝12敗 勝率40% | +543.9 PIPS(累計) |
ロット数に応じた損益をざっくり計算すると…
- 0.01ロット → 5,439円の利益
- 0.1ロット → 54,390円の利益
- 1ロット → 543,900円の利益
負けも多かったのに、なぜプラスで終われたのか?
その理由は、「損小利大」の考え方と、「リスクリワード比」という武器を使ってトレードをしているからなのです。
勝率にばかり目を向けていると、たった1回の負けで落ち込んでしまうこともあるかもしれません。でも、“リスクリワード”の視点を持てば、「勝率が低くても利益は出る」という世界が見えてきます。
そしてこれは、あなたにも再現できる方法です。
この記事では、FXで「トータルで勝つ」ために必要な考え方や仕組み、そして再現性ある実践方法を丁寧に解説していきます。
もし今、トレードに自信が持てないなら──
この記事が、あなたの視点をガラッと変えるきっかけになるかもしれません。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね😊
第1章:なぜ勝ったのに口座残高が増えないのか?
「勝ちトレードの方が多いのに、なぜか残高が減ってる…」
そんな経験、あなたにもありませんか?
実はこの現象、FX初心者だけでなく、中級者にもよくある“落とし穴”なんです。
ここでは、その原因をわかりやすく整理していきます。
✅ 原因1:勝ちトレードが「小さすぎる」から
たとえばこんなトレードを繰り返していたらどうなるでしょう?
- 勝ちトレード:+5PIPS × 5回 → 合計 +25PIPS
- 負けトレード:-50PIPS × 1回 → 合計 -50PIPS
この場合、勝率83%(5勝1敗)でも、合計損益は -25PIPSになります。
つまり、「勝ってるように見えて負けてる」という矛盾が生まれるんです。
✅ 原因2:損切りが「大きすぎる」から
よくあるのが、「負けを取り戻そう」として損切りを引き伸ばすパターン。
その結果、たった1回の負けが数回分の勝ちを吹き飛ばしてしまうのです。
- +20PIPS × 3勝 = +60PIPS
- -80PIPS × 1敗 = -80PIPS
→ 合計 -20PIPS
これも「勝ち越してるのに残高が減る」典型パターン。
✅ 原因3:リスクリワード比を意識していないから
トレードにおいて、「どれだけ勝つか」より「どう勝つか」の方が大切です。
その鍵になるのがリスクリワード比(RR比)。
たとえば、RR比が1:1.5なら、勝率が45%でも利益が残ります。
でも、RR比が1:0.5のように「損失>利益」の構図になっていたら、どれだけ勝っても負けを相殺できません。
✅ 原因4:“感情”がルールを壊しているから
- 「あとちょっとでTPだけど…怖いから利確しよう」
- 「損切りライン到達したけど…まだ大丈夫でしょ → 損切を先延ばしにする」
こうした判断は、“勝ち逃げ”や“損失拡大”につながり、トータルで見れば収支を悪化させてしまいます。
勝てない理由は技術だけでなく、思考や感情にもあるということなんです。
💡 解決のヒントは「トータルでどうなったか?」に視点を置くこと
トレードは1回ごとの勝ち負けに振り回されるゲームではありません。
10回、20回、50回…と繰り返す中で、最終的に利益が積み上がっているかどうかがすべて。
そして、そのためには…
- 「損小利大」を実現するルールを持つこと
- 「RR比をベースにしたトレード設計」をすること
これが、トータルで勝つ人になるための第一歩です。
次章では、「そもそも“トータルで勝つ”ってどういうこと?」というテーマで、もっと深く掘り下げていきますね😊
第2章:FXでトータルで勝つとは?本質を理解しよう
「トータルで勝つ」とは、単に“勝率が高い”とか“連勝する”という意味ではありません。
もっとシンプルに言えば、「損益をすべて合計したときに、プラスになっている状態」のことです。
この本質を正しく理解していないと、「なんで勝ってるのに残高が減るの?」というモヤモヤから抜け出せません。
✅ トータルで勝つ=「合計して勝っている」こと
トレードというのは、“1回ごとの勝ち負け”ではなく、“累積でどうなっているか”がすべてです。
たとえば──
勝ちトレード数 | 勝ちPIPS合計 | 負けトレード数 | 負けPIPS合計 | 損益合計 |
---|---|---|---|---|
7回 | +720 PIPS | 13回 | -390 PIPS | +330 PIPS |
この場合、勝率は35%しかなくても、最終的には勝ちです。
つまり、「トータルで勝つ」とはこういう状態のことを言うのです。
✅ トータルで勝つ人と負ける人の視点の違い
トレーダータイプ | 視点 | 結果 |
---|---|---|
負ける人 | 「今日勝った?負けた?」 | 目先の結果に翻弄されて終わる |
勝つ人 | 「10回、20回の平均でどうだったか?」 | ブレずに期待値を積み上げる |
“目の前の勝ち負け”ではなく、“積み重ねの結果”を見る視点。
これが、トータルで勝つための土台になります。
✅ 「トータルで勝つ」には波があって当たり前
トレードには必ず、
- 好調期(連勝が続く時期)
- 不調期(負けが重なる時期)
が交互にやってきます。
でも大事なのは、その波を“平均”でならして見たときに、右肩上がりになっているかどうか。
これこそが、トータルで勝っているという証拠です。
✅ 「1勝9敗でも勝てる」という世界
これは極端な例ですが、勝つときに+500PIPS、負けは1回あたり-50PIPSだった場合──
- 勝ち:1回 × +500PIPS = +500PIPS
- 負け:9回 × -50PIPS = -450PIPS
- 合計:+50PIPS(勝率10%)
このように、勝率が低くても“トータルで勝つ”ことは可能なんです。
大切なのは、「勝率」ではなく「損益合計」なんだと気づくことです。
💡 ここまでのまとめ
- 「トータルで勝つ」とは、全体の損益を合計したときにプラスになること
- 勝率ではなく、損失よりも大きな利益を取れる仕組みを持つことが鍵
- 波はあって当然。大きな視点でトレードを見る力が必要
この「トータルで勝つ」状態を実現するためには、
リスクリワード比(RR比)と期待値という“数値的な裏付け”が必要になります。
次章では、「勝率を上げるより期待値を上げよ」というトレード戦略の中核を、わかりやすく解説していきますね😊
第3章:「勝率」より大切な“期待値”と“リスクリワード比”
「勝率60%を超えれば勝てる」──
FXを始めたばかりの頃、そう思っていませんでしたか?
でも実は、勝率が低くてもトータルで勝つことは可能です。
そのカギを握っているのが、リスクリワード比(RR比)と期待値という2つの概念です。
✅ まずは「期待値」の正体を知ろう
期待値とは、1回のトレードで“平均的に”どれくらいの利益が見込めるかを表す指標です。
計算式はとてもシンプル。
期待値(pips) = 勝率 × 勝ち幅 − 負け率 × 負け幅
たとえば…
- 勝率:40%
- 勝ちトレードの利益:+100pips
- 負けトレードの損失:-50pips
この場合、
期待値 = 0.4 × 100 − 0.6 × 50 = 40 − 30 = +10pips
つまり、1回あたり10pipsの利益が期待できるトレードということになります。
この期待値がプラスであれば、トータルで勝てる構造が作られているというわけです。
✅ リスクリワード比(RR比)がトレードの設計図
リスクリワード比とは、損失に対してどれだけの利益を狙うかを比で示したものです。
例:RR比 1:2 → 損切り幅50pipsに対して利確幅100pips
RR比を整えることで、勝率が低くてもプラスになる条件が生まれます。
RR比 | 勝率必要ライン(トントン) |
---|---|
1:1 | 50% |
1:2 | 33.3% |
1:3 | 25% |
1:4 | 20% |
つまり、RR比を高く保てば勝率が低くても勝てるというわけです。
✅ 勝率50%でも負ける人と、勝率30%でも勝てる人の違い
Aさん(勝率50%、RR比 1:0.5)
- 勝つと +50pips、負けると -100pips
- → 期待値 = 0.5 × 50 − 0.5 × 100 = -25pips
- → トータルで負ける
Bさん(勝率30%、RR比 1:3)
- 勝つと +150pips、負けると -50pips
- → 期待値 = 0.3 × 150 − 0.7 × 50 = 45 − 35 = +10pips
- → トータルで勝てる
つまり、勝率の高さは“安心材料”にはなっても、“利益”には直結しないんです。
✅ 勝率を追うより「期待値が高いトレード」を選ぼう
多くの人は、「勝てそう」と思ってエントリーします。
でも、“勝てそう”と“勝ち続けられる”は全くの別物。
トレーダーが本当に意識すべきは…
- 勝てそうか?ではなく
- そのトレードの期待値はプラスか?
という視点です。
💡 期待値を最大化するために、あなたができること
- RR比の設定を見直す(最低でも1:1.5以上を意識)
- エントリー前に「TP/SL」を必ず設計する
- 勝率ではなく「期待値」の検証に力を入れる
この3つが揃えば、勝率が30~40%でもトータルで利益を出すことは十分に可能です。
✨ まとめ:勝率よりも“設計されたトレード”をしよう
- トータルで勝つには、「期待値」がすべて
- RR比を整えれば、勝率は高くなくていい
- 勝率に一喜一憂せず、「構造」で勝てる自分を作ることが大事
次章では、この“期待値が高いトレード”を どのように再現するのか? 実際のトレード記録を使って検証していきます😊
ここからが本格的な実践編になります!
第4章:実例で検証!20回のトレード結果を公開
「理屈はわかったけど、本当にそんなうまくいくの?」
そう思う読者のために、私が実際に行った直近20回のトレード結果を、ここで公開します。
これは“仮説どおりにトータルで勝てるのか?”を自ら検証した記録です。
✅ 実際のトレード結果一覧
トレード記事 | 勝ち | 負け |
---|---|---|
1:2025年6月4日 | -4.9 PIPS | |
2:2025年6月5日 | -73.1 PIPS | |
3:2025年6月5日 | -73.4 PIPS | |
4:2025年6月12日 | +109.2 PIPS | |
5:2025年6月13日 | +17.5 PIPS | |
6:2025年6月16日 | +1.9 PIPS | |
7:2025年6月23日 | +231.9 PIPS | |
8:2025年6月25日 | -47.3 PIPS | |
9:2025年6月26日 | -70.1 PIPS | |
10:2025年7月1日 | +210 PIPS | |
11:2025年7月3日 | -33.3 PIPS | |
12:2025年7月3日 | -29.4 PIPS | |
13:2025年7月8日 | +210.2 PIPS | |
14:2025年7月10日 | -24.4 PIPS | |
15:2025年7月11日 | -22.7 PIPS | |
16:2025年7月11日 | -70.7 PIPS | |
17:2025年7月17日 | +69.4 PIPS | |
18:2025年7月17日 | -70.1 PIPS | |
19:2025年7月18日 | -8.4 PIPS | |
20:2025年7月24日 | +221.6 PIPS | |
合計 | +1071.7 PIPS | -527.8 PIPS |
✅ 勝ち負けの内訳と累計PIPS
- 勝ちトレード:8回(4, 5, 6, 7, 10, 13, 17, 20)
→ 合計 +1071.7 PIPS - 負けトレード:12回
→ 合計 −527.8 PIPS
➡️ トータル損益 = +543.9 PIPS
✅ 勝率は低いのに、なぜプラス収支なのか?
注目すべきは 勝率ではなく、勝ちトレード1回あたりの大きさです。
指標 | 数値 |
---|---|
勝率 | 40%(8勝12敗) |
平均勝ちPIPS | 約 +134 PIPS |
平均負けPIPS | 約 −44 PIPS |
リスクリワード比 | 約 1:3.05 |
期待値(pips) | 約 +27.2 PIPS/回 |
このデータが示すのは、「勝率が低くても、リスクリワードと期待値を意識すれば十分勝てる」という事実です。
✅ 勝ちが“ドカン”、負けが“コツコツ”──逆が危険
多くの初心者は、
- 小さく勝って(+10pips、+20pips…)
- 大きく負けて(-80pips、-100pips…)
トータルで残高を削られていきます。
でも、私のトレードは逆でした。
「小さな負け」は受け入れ、「大きな勝ち」で上書きする。
これこそが、トータルで勝つ仕組みの正体です。
✅ ロット別で見るとどうなる?
- 0.01ロットなら… +5,439円
- 0.1ロットなら… +54,390円
- 1ロットなら… +543,900円
これが「1回ずつの勝ち負けにこだわらず、期待値を積み上げた結果」なのです。
💡 ここまでのまとめ
- 勝率は40%でも、トータルではプラスになった
- 勝ちトレード1回あたりの利幅が大きいことがカギ
- リスクリワードと期待値が整えば、“勝率は武器ではない”
次章では、このような勝ち方を“再現性ある戦略”に変える方法を解説していきます。
あなた自身のトレードでも、同じ現象を起こすルール作りができるようになりますよ😊
第5章:トータルで勝つためのトレードルール5選
トレードでトータルに勝つためには、「偶然の勝ち」ではなく、「構造的な勝ち方」を持っていることが重要です。
それを支えるのが、“ルール”という名の仕組みです。
ここでは、誰でも再現できる「トータルで勝つための5つのルール」をご紹介します。
✅ ルール①:「損小利大」が成り立つリスクリワード比を設計する
目的:期待値をプラスに保つための基礎設計
- 推奨RR比は 最低1:1.5以上、理想は1:2〜1:3
- エントリー前にTP(利確)とSL(損切り)を先に決める
- 「勝てそうだから入る」のではなく、「条件が揃ったから入る」
💡 RR比を設定しないトレードは、地図を持たずに登山するようなもの。
✅ ルール②:感情に左右されない“自動損切り”を使う
目的:負けを最小限に抑える“安全装置”
- SL(ストップロス)は必ず事前に入れる。手動はNG
- 含み損を見て「まだ戻るかも」と願わない
- 一貫した損切りが“トータルの防御力”を作る
💡 損切りは「負け」ではなく、「次の勝ちのための準備」。
✅ ルール③:エントリー条件を“数値化”して明文化する
目的:主観的な判断を排除し、ルールの再現性を高める
- 例:「9MAを下から上に抜けたら買い」「RSIが30以下で反転したら検討」など
- 判断基準を“目視”ではなく“明文化”
- あやふやなルールは、迷いと感情の温床になる
💡 ルールの曖昧さは、感情の入り込むスキマを生む。
✅ ルール④:1トレードの損失額を「総資金の2%以内」に抑える
目的:連敗しても資金を守り、検証を続けられる状態を保つ
- 総資金10万円なら、1回の損失は2,000円以内に制限
- ロット調整で“損失許容量”を管理する
- 勝つために一番大切なのは「生き残ること」
💡 相場に長く残れた人だけが、“トータルの勝ち”を手にできる。
✅ ルール⑤:すべてのトレードを記録して“期待値”を検証する
目的:成績を可視化し、改善と継続につなげる
- エントリー日時・通貨ペア・勝敗・PIPS・RR比を記録
- 週単位・月単位で「期待値」がどう推移しているか確認
- 数字が積み上がることで、自信と安心が生まれる
💡 記録は、トレードの“鏡”であり“師匠”でもある。
✨ 5つのルールまとめ
ルール | 内容 |
---|---|
① リスクリワード設計 | 勝率が低くても勝てる仕組みをつくる |
② 自動損切りの徹底 | 感情の暴走をブロックする |
③ 明文化された条件 | 再現性を最大化しブレを防ぐ |
④ 損失額の上限設定 | 資金を守りながら続けられる状態を作る |
⑤ トレードの記録 | 勝ちパターンの“型”を発見する習慣 |
この5つのルールを守れば、トレードの土台は「運」から「構造」へと変わります。
トータルで勝つトレーダーたちは、この“勝ち続けられる型”を自分の中に持っているのです。
次章では、そんなトレードを支える「感情との向き合い方」「思考の仕組み化」について解説していきます😊
勝ちパターンを台無しにしない“心の整え方”に迫っていきます!
第6章:感情に振り回されない“仕組み”を持つ
FXでトータルに勝ち続けるためには、感情との向き合い方が避けては通れないテーマです。
エントリー・ホールド・決済…トレードのすべての場面で、
「反転しそう…早く利確したほうがいいのでは?」
「損切りにかかりそう…もう少し様子を見ようか…」
といった感情が、あなたの判断を揺さぶってきます。
でも、これはあなたのメンタルが弱いからではありません。
実は、あなたの脳が“あなたを守ろうとしている”からこそ、感情が生まれるのです。
✅ 本能がチャートを“危機”と見なしている
FXのチャートは、「お金が増えるか減るか」がリアルタイムで見えてしまう世界。
人間の脳にとって、お金の増減は「生存リスク」に直結する情報です。
- 損失が出そう → 「逃げたい」「切りたい」
- 含み益が出ている → 「今のうちに確保しないと」
これはあなたが弱いのではなく、生き残るための防衛反応。
つまり、「脳が生み出した感情」が、あなたに今すぐ行動を促しているんです。
ところがこの本能、トレードの世界では逆効果になることが多いのです。
だからこそ、必要なのは感情を否定するのではなく、
感情よりも“仕組み”のほうが得だと脳に納得させることなのです。
解決策|脳に「仕組みで勝てる証拠」を見せる
🔹 仕組み①|“ジャンケン理論”で脳に期待値の仕組みを教える
あなたと私がジャンケンをするとします。
- あなたが勝てば私があなたに1万円を支払う
- あなたが負けたらあなたが私に5,000円を支払う
この条件でジャンケンを繰り返したら、どうなるでしょうか?
期待値を計算すると…
10,000円 × 50% − 5,000円 × 50% = +2,500円
つまり、たとえ1回ごとに勝ったり負けたりしても、繰り返せば必ず利益が残る構造なのです。
FXも同じです。
たとえば TP:100PIPS/SL:50PIPS というリスクリワード1:2のトレードなら、勝率40%でもトータルで勝てる期待値が構築されるのです。
この“勝ちやすい構造”を使えば、
脳は「この仕組みに従っていた方が安全でお金が増える」と判断し、
次第に感情ではなくルールに従う判断を優先するようになります。
🔹 仕組み②|“勝てるルール”を言語化し、脳に根拠を与える
感情的なトレードをしてしまう人の多くは、ルールが曖昧です。
- なんとなく上がりそうだから買う
- 感覚で利確、感覚で損切り
これでは、そのときの感情が判断の軸になってしまい、脳は「今すぐ逃げよう」と指示を出します。
だからこそ、
「ここで買って、ここで売れば儲かる」という再現性あるルールを見つけ、
それを言葉にして書き出す必要があります。
✅ 例:「ドル円8時間足で、ローソク足が9MAを下から上に抜けたらロング」
このようにルールを言語化し、それが過去チャートで何度も機能していたことを検証すれば、
脳は「このルールは信じていい」と認識するようになります。
🔹 仕組み③|累計PIPSを“グラフ化”して脳を視覚的に納得させる
脳は「数字」よりも「形」に強く反応します。
だから、過去の模擬トレード結果を折れ線グラフで可視化することがとても有効です。

このグラフが右肩上がりであれば、
「このルールに従えば資金は増えていく」
という視覚的な証拠になり、脳はそのルールに従うことを“自発的に”選び始めます。
この状態になれば、
チャートが反転しそうでも、慌てて利確したい衝動が起きにくくなり、
感情ではなく“仕組み”に従うトレードが定着していきます。
感情は完全には消えない。でも、従わなくて済む
勘違いしてはいけないのは、感情はなくならないということ。
エントリー時に恐怖はあります。
ポジション保有中にも不安は湧いてきます。
でも、
- ルールがある
- グラフで勝てる証拠が見える
- 脳が納得している
この状態になれば、
感情はあくまで“背景のノイズ”であり、あなたの行動に影響を与えなくなります。
まとめ|“仕組みで脳を納得させる”からトータルで勝てるようになる
FXでトータルに勝つとは、
たまたま勝つ方法ではなく、勝ち続けられる構造を持っているかどうかです。
そして、その構造が機能するためには、
感情ではなく仕組みに従う“環境”を脳内に構築することが欠かせません。
🔖 今すぐできる!感情制御のための3ステップ
- ✅ リスクリワード比を設計し、期待値をプラスにする
- ✅ エントリールールを言語化し、過去検証で根拠を作る
- ✅ 累計PIPSをグラフ化して、脳に“勝てる証拠”を見せる
この3つの仕組みが揃えば、
あなたの脳は“感情の指示”ではなく、“期待値のある構造”に従うようになります。
そして、感情に振り回されないトレーダーとして、トータルで勝ち続ける道を歩めるようになります。
次章では、この仕組みを継続的に回していく“習慣の力”についてご紹介します😊
一時的な勝ちではなく、安定した成長を続けるために欠かせない習慣術を一緒に築いていきましょう!
第7章:トータルで勝てるようになるために必要な3つの習慣
FXでは「勝てる仕組みを作る」ことも大切ですが、
それ以上に大事なのが、その仕組みを“続けられる”ことです。
どれだけ素晴らしいルールや期待値構造を持っていても、
- 3日坊主になってしまう
- うまくいかない時に放り出してしまう
- モチベーションに左右される
こうした状態では、トータルで勝ち続けることはできません。
ここでは、あなたの勝てるトレードを“習慣”として定着させるための、
実践的で再現性のある3つの習慣をご紹介します。
✅ 習慣①:トレード記録と「振り返り」をセットで続ける

トレードの記録は、勝敗を分析するためだけのものではありません。
それはあなたの“進化の証”であり、“再現性ある勝ちパターン”を見つける唯一の道です。
✔ 習慣化ポイント
- 勝敗/PIPS数だけでなく、「エントリー理由」と「感情」もメモ
- 毎週末、トータル損益と反省点を10分だけ振り返る
- 記録の目的は、「改善」ではなく「再現性の発見」
💡 勝てた理由を言語化できるようになると、自然とルールが“自分のもの”になります。
✅ 習慣②:「トレードしない日」もトレードと同じくらい大事にする
多くのトレーダーは、「エントリーすること」ばかりに価値を置きがちです。
でも、トータルで勝つ人はむしろ「エントリーしない判断力」を大切にしています。
✔ 習慣化ポイント
- 毎朝・毎晩のチャートチェックをルーティン化(あまちゃん式1日3回チェックなど)
- 「今日は見送り」と判断した時も、その判断を記録して正解だったか検証する
- “ノートレード=勝ち”の時もあるという事実を脳に教え込む
💡 狙わない日は“休み”ではなく、戦略の一部です。
✅ 習慣③:「検証する日」をスケジュールに入れておく
リアルトレードだけでは、経験が偏ります。
だからこそ、検証という“仮想練習”の習慣が欠かせません。
✔ 習慣化ポイント
- 毎週 or 毎月、過去チャートを使った検証日を1日確保
- 成績を折れ線グラフ化し、ルールの優位性を目で確認
- 「このルールは勝てる」と脳が納得することで、感情に左右されない行動力が育つ
💡 プロは練習の中で“感覚を仕上げる”。FXも同じです。
✨ 習慣とは、“才能を再現可能にする仕組み”です
- トレード記録がある
- トレードしない日にも向き合っている
- 定期的に検証している
この3つが自然と積み上がっていけば、
あなたの中に「勝てる型」ができあがります。
🔖 今日から始められる!“勝ち習慣”チェックリスト
チェック項目 | YES/NO |
---|---|
トレード記録を毎回つけているか? | YES/NO |
ノートレード判断を記録しているか? | YES/NO |
過去チャートの検証日を予定に入れているか? | YES/NO |
この3つの習慣が揃えば、FXは「当てるゲーム」から「積み重ねて勝つ仕組み」へと変わっていきます。
次章では、ここまでの内容をまとめ、あなた自身のトレードに落とし込む実践ステップをご紹介します😊
最終章:勝ち続ける力は“構造と習慣”の先にある
ここまで読んでくださったあなたは、もう気づいているはずです。
FXで勝つということは、
“すべてのトレードに勝つこと”ではなく、
「勝ちと負けを積み上げた結果、プラスになる構造を持っていること」だということを。
✅ トータルで勝つために必要な5つの要素
- 勝率にこだわらず、期待値とリスクリワード比を設計する力
- ルールを明文化し、感情ではなく根拠でトレードする意識
- 自分の脳を納得させる検証とグラフ化という“仕組み”
- 継続するための習慣と振り返りの仕組み
- 感情に支配されず、仕組みを信じて行動する信念
この5つが揃ったとき、あなたのトレードはブレなくなります。
目先の勝ち負けに動じず、“再現性ある期待値の積み重ね”で勝ちを手にする人へと変わっていきます。
✅ 失敗しても、資金が減っても、仕組みはあなたを守ってくれる
たとえ数連敗しても、
たとえエントリーが裏目に出ても、
仕組みがあなたを裏切ることはありません。
損切りは必要経費。
感情はただのノイズ。
大切なのは、「このルールを繰り返せば資金は増えていく」と確信できること。
その確信が、あなたをトレードの迷いから解放してくれます。
✅ まずは1つ、あなたの中で“仕組み”を始めてみよう
- リスクリワードを1:2に設定することでも
- 毎回エントリー理由を1行だけ書くことでも
- 模擬トレードを5回やってみることでもいい
小さくていい。1つでいい。
あなたの中に“再現できる勝ちの仕組み”が生まれた瞬間から、
トータルで勝つ未来が動き出します。
FXは、決して“特別な才能がある人”だけのものではありません。
「考え方」と「仕組み」と「習慣」で、誰でもトータルで勝つ世界に到達できると、私は本気で信じています。
そしてその道を、あなたは今、歩み始めています。
📌 最後に:この記事を読んだ“あなたが今できること”
行動ステップ | 内容 |
---|---|
✅ Step 1 | 自分のトレードルールを1文で書き出してみる |
✅ Step 2 | リスクリワードを意識してTP/SLを設定する |
✅ Step 3 | 過去5回のトレード結果をグラフにしてみる |
✅ Step 4 | 「勝った/負けた」ではなく「仕組みに従えたか」を振り返る |
あなたのトレード人生は、ここから本当の意味で始まります。
今日から、ひとつずつ積み上げていきましょう。
トータルで勝てるあなたを、私はずっと応援しています😊