2025年4月7日(月)朝、ドル円(USD/JPY)は引き続き明確な下降トレンドを維持。
テクニカル的には「戻り売り」が最も有効な戦略と見られる中、筆者はすでに売り指値をセット済みで、相場が上がってくるのをじっくり待っています。
今回は、日足・4時間足のチャート解説に加え、実際にどのような作戦でトレードを組み立てているか、筆者の分析とともにお届けします。
ドル円は下落トレンド継続中【日足チャート】

- 3月末から連続する大陰線で移動平均線(5日線・20日線)を大きく下抜け。
- 現在の価格帯(145円前半)は、2024年9月の安値ゾーンであり、短期的なサポート候補。
- しかしトレンドとしては「まだ戻り売りの途中段階」であり、買い転換の根拠は弱い。
4時間足チャート:戻りを待っての「売り」が王道

- 短期(青)・中期(赤)の移動平均線は明確な下向き。
- 146.30円付近は直近の反発高値ゾーンと重なり、戻り売りに最適な価格帯。
- 下落のモメンタムが強く、仮に戻しても売りが入りやすい位置関係です。
🎯【実戦トレード戦略】146.30円に指値で「売り」待機中

現在、筆者は次のような実戦トレード戦略でエントリーの準備を整えています。
トレード設定(MT5画面より)
項目 | 内容 |
---|---|
エントリー方法 | 指値注文(Sell Limit) |
エントリー価格 | 146.30円(戻り売りポイント) |
利確(TP) | 145.00円(直近サポートゾーン) |
損切(SL) | 146.80円(トレンド崩れ判断ライン) |
ポジションサイズ | 0.01ロット(リスク小) |
なぜ146.30円で売りを狙うのか?
「直近の反発上限が146.30~146.70円に集中しており、ここに来れば売りが入りやすい」
「今は下落の流れが強いため、反発を待って叩く“待ち伏せトレード”が有効」
相場が戻ってきたところを狙う=プロトレーダーが好む王道の形です。
TPとSLの考え方(リスクリワードも抜群)
- 利確目標(TP):145.00円は直近のサポートであり、勢いがあれば届きやすい価格帯。
- 損切り(SL):146.80円は高値更新となり、下降トレンドが崩れる水準。
- 期待リスクリワード比(R):
→ 損失:▲50pips/利益:+130pips → R=2.6で高効率!
✅ 相場が動くのを待つ「静」の戦略が今は強い

現在、筆者のポジションはまだ発動していません(指値待機中)。
この「エントリー前に勝負を決める準備をする」ことが、実はトレードで勝ち続けるための秘訣です。
🎯 まとめ|今週のドル円戦略方針
- 今の相場は戻り売りのチャンス局面
- 146.30円はテクニカル的に“売り圧力が集中しやすい水準”
- 指値を入れて戻りを静かに待つ姿勢こそ、成功するトレーダーの証
📌 今後の展開でやるべきこと
状況 | アクション |
---|---|
146.30円に戻る | 自動で売り成立 → TP/SLに任せて見守る |
相場がそのまま下落 | 指値未成立 → 無理に追わず静観 |
急変時(指標・要人発言など) | 必要に応じて見直し |
この記事は今後の相場変動に合わせて随時アップデートしていきます📈
実際の約定後の動きや、利確・損切の結果も追記する予定です。
トレードを戦略的に組み立てる参考になれば幸いです!
🔄 トレード結果と考察
今回の売り戦略は、146.30円で指値注文が約定したあと、
146.80円に設定していたストップロスに到達し、損切りとなりました。
エントリーから損切まで、あらかじめ計画していた通りにトレードを進め、
途中で感情的な判断を加えることなく戦略を完遂できた点は、自分としても納得しています。
🧠【今回の学びと気づき】
- 戻り売りの構えは妥当でしたが、相場は上方向に抜け、想定とは異なる展開に。
- 「エントリー前に決めた損切ラインを機械的に守る」ことの大切さを、あらためて実感しました。
- 負けトレードであっても、ルール通りに行動できたことは、長期的には“勝ち”につながる行動です。
📌【今後の戦略方針】
146.80円を明確に上抜けたことで、
今回の戻り売りセットアップは無効化されたと判断しています。
今後は、以下の2つを視野に再構成します:
- トレンド転換の可能性があるかを見極める(上昇トレンド形成など)
- 再度の下落シグナルが出た場合に備えて、構造的な売り戦略を再設計する
💬 最後にひとこと
「負けトレード=失敗」ではありません。
戦略通りに負けることは、“プロセスに勝った”トレードだと思っています。
次にチャンスが来たとき、また構えて勝負できるよう準備しておきます。
🔄【損切からの再挑戦】ピンバー出現で再びショート戦略へ(2025年4月7日 正午12時)

先ほどの売り戦略(146.30円エントリー)は、146.80円のストップロスに到達し、損切となりました。
しかしその後、5分足チャートにおいて「上ヒゲの長いピンバー」が出現し、その次のローソク足が陰線で確定したことを確認。
このプライスアクションをきっかけに、再び戻り売り戦略でエントリーを行いました。
▶ エントリー内容
- エントリー価格:146.605円
- 損切(SL):147.105円(4h足の20MA付近)
- 利確(TP):145.000円(心理的サポート&節目)
- 戦略根拠:ピンバー+陰線確定、かつ4時間足の移動平均線付近からの反落
📊 リスクリワード比と戦略評価
今回のトレードは、エントリーから損切までの距離が約50.0pips、
利確までの距離は約160.5pipsと、リスクリワード比は約1:3.2。
損切直後のトレードではありますが、
感情ではなくチャート構造をもとに「待ってから売る」戦略を再度構築できた点は、
自分としても納得のいく判断でした。
🔍 補足:ピンバーの意味と再エントリーの意義
ピンバーとは、上ヒゲ(または下ヒゲ)が長く実体が小さいローソク足のことで、
「一時的に勢いが出たが、最終的に押し戻された」=フェイクブレイクの兆候です。
今回も、ストップ狩り的な動きが見られた直後にピンバーが現れたことで、
相場の騙し上げ→本命下落という流れを読み、構造に沿って売り直す判断をしました。
📘 今後のシナリオ

今回のショートポジションは、145.00円に指値を設定しており、到達すれば一旦の手仕舞いを予定しています。
また、4時間足チャートにおいては、145.40円付近に強固なサポートラインが形成されており、
この水準が機能すれば一時的な反発も視野に入ります。
ただし、ローソク足の実体がこのサポートラインを明確に下抜けるようであれば、さらなる円高圧力が加速する可能性が高いと見ています。
その場合は、145.00円での利確を終えた後、次の売り場を探るシナリオへの移行も視野に入れています。
- TP(145.00円)付近では一部利確または手仕舞いを検討
- 下落が加速するようであれば、トレールで利を伸ばす選択肢もあり
- 逆に、147円を明確に上抜けてくるようであれば、構造崩れと判断し戦略撤退
💬 補足
このトレードにおいては、「ルール通り損切をし、構造を見直して再エントリーする」という流れそのものが、
中長期で勝ち続けるための本質的なスキルです。
「負けを受け入れ、次のチャンスで再び構える」
──その姿勢があってこそ、次の勝ちトレードが生まれる。
✅ まとめ
今回の再エントリーは、戦略・根拠・タイミングの三拍子が揃った
「構造的で再現性あるトレード」になったと感じています。
引き続き、ドル円の動向を追いながら、冷静に構えていきます。