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トレンド相場とレンジ相場の見分け方|一目均衡表を使った簡単な判断法と実戦活用法

高層オフィスでチャート分析をする日本人女性トレーダー。ノートパソコンには一目均衡表を表示したUSD/JPYの8時間足チャートが映し出され、彼女は右手でマウスを操作しながら、左手でノートに戦略をメモしている。背景には東京のビル群と晴れた空が広がっている。 テクニカル分析 & トレード戦略
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今の相場はトレンド?それともレンジ?
FXや株の世界でこんな疑問を持ったことはありませんか?

相場には大きく分けて「トレンド相場」と「レンジ相場(ボックス相場)」の2種類があり、見極め方を間違えるとエントリーの方向性そのものがズレてしまいます
そこで注目されているのが「一目均衡表」というインジケーターです。

本記事では、

  • トレンド相場とは何か?
  • レンジ相場との違い
  • インジケーターを使った見分け方
  • トレンド相場が終了したと判断する方法
  • 実際のチャートでの判断例(USD/JPY)

などを、一つずつわかりやすく解説していきます。

Ama-chan
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特に「トレンド相場とレンジ相場の見分け方」「一目均衡表の実戦活用」に悩んでいる方にとっては、即戦力となる内容です。

記事の後半では、値幅を使ったレンジ内トレードの戦略や、トレンドへの切り替わりの兆候も実例チャートで紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

一目均衡表でトレンドとレンジを見分ける基本原理

チャートに描かれる2本の線に注目

トレンド相場とレンジ相場の見分け方は、一目均衡表を使うことで瞬時に判断がつきます。

2025年5月7日から6月11日までを俯瞰したUSD/JPY8時間足チャート×一目均衡表
2025年6月11日USD/JPY 8時間足チャートの様子

このチャートには一目均衡表が描画されていますが、注目してほしいのは青色の転換線赤色の基準線です。

  • 転換線(青):過去9本分の最高値と最安値の半値
  • 基準線(赤):過去26本分の最高値と最安値の半値

傾斜がつく=トレンド、横ばい=レンジ

この2本の線が傾いていればトレンド相場横ばいならレンジ相場です。

例えば、過去9本のローソク足で高値が145円、安値が144円の場合…

(145+144)÷2=144.5円

この値が変わらなければ転換線はずっと横ばい=相場が動いていない=レンジと判断できます。

レンジ相場での一目均衡表の使い方と戦略

基準線・転換線はレジサポになる

レンジ相場に切り替わると、転換線と基準線はサポートラインやレジスタンスラインのように機能します。そして、そのラインを中心に上下に値動きが発生します。

値幅を使って狙うレンジトレードの実例

2025年5月7日から6月11日までを俯瞰したUSD/JPY8時間足チャート内の5月27日から6月6日までの基準線を目立つように画像処理したチャート画像
基準線から最安値までの値幅は鏡合わせのようにそれを中心として同じ値幅が上昇する可能性を秘めている

具体的な価格(2025年5月30日頃のUSD/JPY 8時間足)で見てみましょう。

  • 直近最安値:142.101
  • 直近最高値:146.274
  • 基準線(中央値):144.1875

ローソク足は基準線を下回り、142.364で反発上昇しました。

よって、
144.1875 − 142.364 = 1.8235円

この下落幅と同じだけの値幅が上昇する可能性があり、

144.1875 + 1.8235 = 146.011円

というように、レンジ内の往復の値幅を使ってトレード戦略を組み立てられます。

Ama-chan
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もちろん必ずそうなるわけではなく、再現性のあるパターンとして参考にしてください。

レンジからトレンドへ切り替わる兆候を見抜く方法

転換線と基準線の傾きの変化に注目

次に、レンジ相場から上昇トレンドへ移行する例です。

2024年6月10日前後を俯瞰したUSD/JPY8時間足チャートに一目均衡表を描画したチャート画像
2024年6月11日前後の8時間足チャート
レンジ相場から上昇トレンドへ推移する様子が伺える

転換線 → 基準線の順に、横ばいから傾斜のある線に切り替わるのが分かります。

  • 転換線は期間が短いため先に動く
  • 基準線は後追いで変化を見せる

このように一目均衡表を見ていれば、トレンドの発生・継続・終了の兆候を把握しやすくなります。

一目均衡表の5本線とそれぞれの意味

5つの補助線の機能と特徴

  • 転換線:過去9本の高値と安値の中央値
  • 基準線:過去26本の高値と安値の中央値
  • 先行スパン1:転換線と基準線の平均値を未来に26本ずらして表示
  • 先行スパン2:過去52本の高値と安値の平均値を未来に26本ずらして表示
  • 遅行線:現在の終値を26本前の位置に表示

「雲」は先行スパン1と2の間にできる抵抗帯

先行スパン1と2の間にできる帯状のゾーンを「雲」と呼びます。
この雲がトレンド相場時のサポート・レジスタンスゾーンとして使われます。

一目均衡表の好転・逆転とトレンド転換の見極め

見極め方その1 転換線と基準線の好転・逆転

  • 好転:転換線が基準線を下から上に抜ける(=上昇トレンドの兆候)
  • 逆転:転換線が基準線を上から下に抜ける(=下降トレンドの兆候)

見極め方その2 先行スパン1と2の好転・逆転(雲のねじれ)

  • 好転:先行スパン1が下→上、スパン2が上→下に切り替わる
  • 逆転:先行スパン1が上→下、スパン2が下→上に切り替わる

※MT4/MT5ではチャート右クリック→「チャートシフト」で先行スパンの未来表示に対応

見極め方その3 遅行線の好転・逆転

  • 好転:遅行線がローソク足を下から上に突き抜ける
  • 逆転:遅行線がローソク足を上から下に突き抜ける

三役好転・三役逆転とは?最も強いシグナル

三役好転=買いシグナルが3つ重なった状態

  1. 転換線と基準線が好転
  2. 先行スパン1と2が好転
  3. ローソク足が雲を上抜け

この3つが揃った状態が「三役好転」で、強い上昇トレンドの発生サインとなります。

三役逆転=売りシグナルが3つ重なった状態

  1. 転換線と基準線が逆転
  2. 先行スパン1と2が逆転
  3. ローソク足が雲を下抜け

この3つが揃った「三役逆転」は、下落トレンドの本格化を示す重要なシグナルです。

まとめ|一目均衡表の動きから“相場の気配”を読み取ろう

一目均衡表は「線が多くて難しそう」と思われがちですが、転換線と基準線に注目するだけでも、レンジかトレンドかを瞬時に判断するツールとして活用できます。

さらに、雲・遅行線・先行スパンを組み合わせることで、相場の勢いや転換ポイントを予測する強力な武器となります。

Ama-chan
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💡 ぜひMT4やTradingViewで実際に描画しながら、傾きや横ばいの変化を観察してみてください。
相場の“呼吸”が見えるようになってきますよ。

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